“メロデイ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:めろでい
語句割合
旋律42.9%
曲節14.3%
律調14.3%
14.3%
調べ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも時代の変遷はおのずから節奏リトムの変化を促し、旋律メロデイは同じでも、拍子テムポオが速くなる。
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)
肉聲が織る曲節メロデイ、曲節の底を漂ふ肉聲——たとへば斯くの如き二つの軸の間を動搖する所に藝術鑑賞の心理作用が求められねばならぬ。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
『人皇は七十七代後白河天皇御建立、……千一體のうちに三萬三千三百三十三體の觀音樣が拜まれます』……と唄ふ案内の小僧のねむたい曲節メロデイの中にも
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
地上のあらゆる律調メロデイは、私の耳にはジエィンの舌に集中されてゐるのだ(それが生れつきだまつてゐるのでなくて私は嬉しい)
彼は好くも覚えてゐない昔の唱歌のメロデイを練習しながら物語ローマンスの主人公になつたらしい輝やかしい思ひであつた。
まぼろし (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
ベシーはいゝのどをしてゐたから——少くとも私はさう思つた。しかし今の私には彼女の聲は相變らずいいけれど、その調べメロデイの中に名状し難い悲しさが感じられた。