“律調”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらべ50.0%
メロデイ16.7%
リズミツク16.7%
リズム16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこらの小路こうじ公卿くげ屋敷らしい。吹奏すいそう律調しらべの厳かなうちにも哀調があるところから察すると、酒興にけている公卿たちのすさびとも思われない。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
地上のあらゆる律調メロデイは、私の耳にはジエィンの舌に集中されてゐるのだ(それが生れつきだまつてゐるのでなくて私は嬉しい)
苟もリズムといふものの存在を認めなければ已む、然らざる以上は、人の身心も律調リズミツク運動ムーヴメントを爲すことを認めなければならぬ。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
しかれども人や遂にむなしくその事を伝へて今日に到れるあひだ、歳月は一様の律調リズムを刻むといふものから、なほ時と代とによりて、その声の高低なくばあらざりき。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)