旋律メロデイ)” の例文
双腕りやんこの彌造は、何處に敵がゐるかもわからない御用聞のたしなみにはないことですが、鼻唄の旋律メロデイをこね回すのには、かうやまを拵へて、んがいあごで梶を取らないと
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
しかも時代の変遷はおのずから節奏リトムの変化を促し、旋律メロデイは同じでも、拍子テムポオが速くなる。
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)
一つの感情が旋律メロデイをなして流れて行く文藝は固より美しいに違ひない。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)