“節奏”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
リズム54.5%
せっそう9.1%
せつそう9.1%
ふしどり9.1%
リトム9.1%
リトムス9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“節奏”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語5.8%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
彼等は自由詩の標語たる「心内の節奏リズムと言葉の節奏リズムとの一致」を以て、單に「實感の如實的な再現」と解してゐる。
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
話声と笑声が車道の馬の蹄に和して一種の節奏リズムを作り、空気に飽和してゐる香水パルフエンの香と不思議な諧調をなして愉快に聞える。
珈琲店より (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)
しかもその流暢りゅうちょうな弁舌に抑揚があり節奏せっそうがある。
カーライル博物館 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
童子の声は澄んで清い、そして或る節奏せつそうを持つた間を置いてそれを繰返してゐる。
イーサル川 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
しかも時代の変遷はおのずから節奏リトムの変化を促し、旋律メロデイは同じでも、拍子テムポオが速くなる。
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)
従ってこの新訳は、みだりに古語を近代化して、一般の読者に近づきやすくする通俗の書といわんよりも、むしろ現代の詩人が、古の調ちょうを今の節奏リトムに移し合せて、歌い出た新曲である。
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)
そうして、それにすがりついて、無理にも一つの偏執を作らなかったならば、なんら考え事もない、仕事もなく眼も使わない日々の生活には、あの滅入ってくるような、音のない節奏リトムスの世界を、身辺から遠ざける工夫とてほかになかったのである。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そのときになると、あの荒涼とした物の輝き一つない倦怠けだるさの中から、妙に音のような、なんとなく鎖が引摺られてゆくのに似た、響が聞えてきて、しかも、それが今にも、皮質をぐるぐる捲き付けて、動けなくでもしてしまいそうな、なにかしら一つの、怖ろしい節奏リトムスがあるように思われるのだった。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)