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節奏
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リズム
ふりがな文庫
“
節奏
(
リズム
)” の例文
また、次に解けていって、最初の状態に戻ると、再び力が加わって振動を始めるのだ。その
節奏
(
リズム
)
から、僕は異常な啓示をうけたのだったよ
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
意志は、
嘶
(
いなな
)
きつつ通りかかる夢想の
臀
(
しり
)
に飛び乗って、それを両
膝
(
ひざ
)
でしめつける。精神は、おのれを引き込む
節奏
(
リズム
)
の規則を認める。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
話声と笑声が車道の馬の蹄に和して一種の
節奏
(
リズム
)
を作り、空気に飽和してゐる
香水
(
パルフエン
)
の香と不思議な諧調をなして愉快に聞える。
珈琲店より
(新字旧仮名)
/
高村光太郎
(著)
彼等は自由詩の標語たる「心内の
節奏
(
リズム
)
と言葉の
節奏
(
リズム
)
との一致」を以て、單に「實感の如實的な再現」と解してゐる。これ實に驚くべき誤謬である。
青猫
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
りっぱな
節奏
(
リズム
)
もある
春と修羅 第三集
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
それはどこかから、チャリンチャリンと
楽玻璃
(
グラスハーモニカ
)
のように、一定の
節奏
(
リズム
)
をもって、快い
玻璃
(
ギヤマン
)
の音が響いてくるのであった。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
秋の柔らかい光のようなその薄暗い金色の音楽から、音楽を導く
節奏
(
リズム
)
がしだいに浮き上がってくる。遊星のロンドが姿を現わす。それが回転する……。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
音の
節奏
(
リズム
)
に従つて、今此の室にある総ての器、すべての人の分子間に同様な節奏の運動が起つてゐるに違ひない。
珈琲店より
(新字旧仮名)
/
高村光太郎
(著)
さうでなく、よつて以てそれが表現の節奏を生むであらう所の、我我自身の心の中に内在する
節奏
(
リズム
)
、即ち自由詩人の所謂「
心内の節奏
(
インナアリズム
)
」「
内部の韻律
(
インナアリズム
)
」を指すのである。
青猫
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
そしてそれらの
節奏
(
リズム
)
のまにまに、
棚
(
たな
)
に
葡萄蔓
(
ぶどうづる
)
がよじ上るように、種々の音楽が高まってくる、銀音の鍵盤から出る白銀の
琶音
(
アルペジオ
)
、悩ましいヴァイオリンの響き
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
薄暗い
襞
(
ひだ
)
のある懇篤な学者的なドイツの思想、熱情的なイタリーの
旋律
(
メロディー
)
、細やかな
節奏
(
リズム
)
と柔らかい
和声
(
ハーモニー
)
とに富んでるフランスの敏才、などが結合されていた。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
“節奏”の意味
《名詞》
リズム。
(出典:Wiktionary)
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
奏
常用漢字
小6
部首:⼤
9画
“節奏”で始まる語句
節奏曲