“せつそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
拙僧33.3%
節奏33.3%
節操33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
委く承知なされぬ故なり兎角とかくに知ぬ事は疑心の發るもの然ば拙僧せつそう詳細くはしく認めて御目に掛んと筆を取出とりいだし佐州相川郡尾島村淨覺院門前に捨子すてごに成せられしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
といふを聞て天忠しばし兩手をくみ默然もくねんたりしがやゝ有て三人にむか拙僧せつそう少し所存あり夫は只今此所へ茶を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
谺が消えてしまふとまた其を繰返す。童子の声は澄んで清い、そして或る節奏せつそうを持つた間を置いてそれを繰返してゐる。私は、自身欧羅巴ヨーロツパに来てゐることを確然と意識せざることを得なかつた。
イーサル川 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
をんな節操せつそうことにくれいことこひあいことをんなは二度目どめこひ持得もちうるかとことをんな最初さいしよこひわするかとことなど、れかられへとちからにもおよばぬ問題もんだいはてしなくわたしくるしめる。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)