“せっそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
節操28.6%
切創14.3%
拙僧14.3%
節奏14.3%
薛綜14.3%
雪叟14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも世はあげて、不道徳不感症時代である。節操せっそうはすたれ、利をみれば、旗も墨で塗りつぶし、義といえば、愚者の無知とわらう世だ。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それでは打ち明けるが、実はなお節操せっそうを御前にためしてもらいたいのだ」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「とにかく、切創せっそうが死因に関係ないとすると、この犯行は、恐らく異常心理の産物だろう」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
上のものは、最初気管の左を、六センチほどの深さに刺してからとうを浮かし、今度は横に浅い切創せっそうを入れて迂廻してゆき、右側にくると、再びそこへグイと刺し込んで刀を引き抜いている。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「ではお別れといたそう。拙僧せっそうとて、安閑あんかんとしておられる身ではありません」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「は、は、は、は。うんのわるい弱虫の忍剣め、つぎの世には拙僧せっそうのような不死身ふじみを持って生まれかわってこい。かつ! 南無阿弥陀仏なむあみだぶつッ——」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかもその流暢りゅうちょうな弁舌に抑揚があり節奏せっそうがある。
カーライル博物館 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すると、質問した沛郡はいぐん薛綜せっそうは、その解釈が根本的に誤謬ごびゅうであると指摘して、
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
芸の威厳は争われず、この捻平を誰とかする、七十八歳のおきな、辺見秀之進。近頃孫にを譲って、雪叟せっそうとて隠居した、小鼓取って、本朝無双の名人である。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)