“大日菩薩”の読み方と例文
読み方割合
だいにちぼさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拙僧（せっそう）は西方（さいほう）の国より大心衆生（たいしんしゅじょう）の人間界（にんげんかい）に化現（けげん）した釈迦（しゃか）の弟子（でし）、文殊菩薩（もんじゅぼさつ）という男。——またうしろにいるのは、勢至菩薩（せいしぼさつ）、弥勒菩薩（みろくぼさつ）、虚空蔵菩薩（こくうぞうぼさつ）、大日菩薩（だいにちぼさつ）の人々であるが……
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
「あいや、われらもとより浪々無住（ろうろうむじゅう）のともがらである。名のるほどの姓名流名を持ち合わせておらぬ者ゆえ、さいぜん申したとおり、文殊（もんじゅ）とでも大日菩薩（だいにちぼさつ）とでも、いいようにお書き入れください」
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)