“間借”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まが80.0%
まがり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは、東京とうきょうへきてから、ある素人家しろうとやの二かい間借まがりをしました。そして、昼間ひるま役所やくしょへつとめて、よるは、夜学やがくかよったのであります。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そんな野暮なことは云はないで、續いて僕等を置いて貰ひたいですが——知らない家の間借まがりをするのも何だか不安心ですから、ねえ。」
泡鳴五部作:01 発展 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
介三郎は、この寺の一室を間借まがりしていた。夜になっても、何の刺戟とてない、この辺なので、一管の尺八は、すばらしい感興を人にぶ。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)