“素人家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しもたや72.7%
しろうとや27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素人家しもたやの夫帰にいい加減なことをいって二階へ上り、畳をめくって五人坊主を見ると、呪いの灸痕はちょうど臍のところまでいっていて、あとひと焼
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「そうだ、素人家しもたやなら泊めてくれましょう。ひとつあそこへ頼んでみますから、待っていておくんなさい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれは、東京とうきょうへきてから、ある素人家しろうとやの二かい間借まがりをしました。そして、昼間ひるま役所やくしょへつとめて、よるは、夜学やがくかよったのであります。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
下宿屋といっても、素人家しろうとやに手入れをして七ほどの客間を造ったのですから、満員となったところで七人以上の客を収容することは出来ない。
白髪鬼 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)