“五百重”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いほへ83.3%
いおえ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五百重いほへなす蘇鉄の葉叢はむら冷え冷えて日の暮れたらし物の迫るは
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
朝凪の五百重いほへの山の靜けきにかかりて響く奈智の大瀧
熊野奈智山 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
山のような五百重いおえの大波はたちまちおい退けられてさざなみ一つ立たない。どっとそこを目がけて狂風が四方から吹き起こる‥‥その物すさまじさ。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)