五百重いほへ)” の例文
五百重いほへなす蘇鉄の葉叢はむら冷え冷えて日の暮れたらし物の迫るは
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
朝凪の五百重いほへの山の靜けきにかかりて響く奈智の大瀧
熊野奈智山 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
北の国五百重いほへにつもる白雪も
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
寂寞じやくまく五百重いほへのなかに
寂寞 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
五百重いほへをちに射渡るを
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)