トップ
>
『焦土に残る怪』
ふりがな文庫
『
焦土に残る怪
(
しょうどにのこるかい
)
』
昭和九年三月二十一日の函館の大火は、その日の午後六時から翌朝の七時まで燃えつづけて、焼失家屋二万四千戸、死傷者三千人を出したが、その時火に追われた市民は、猛火の中をくぐって安全な場所から場所へと逃げ廻った。しかし、風速三十メートルの烈風に煽 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
間
(
けん
)
嬰児
(
あかんぼ
)
或
(
あるい
)
背
(
せな
)
鬼火
(
ひとだま
)
停
(
とま
)
溺死
(
できし
)
鬼魅
(
きみ
)
角巻
(
かくまき
)
蒼白
(
あおじろ
)
狂人
(
きちがい
)
煽
(
あお
)
烈
(
はげ
)
曳
(
ひ
)
扉
(
ドア
)
悪漢
(
わるもの
)
怒鳴
(
どな
)
壮
(
わか
)
勢
(
いきおい
)
函館
(
はこだて
)