さかり)” の例文
新字:
もつともさういへばさかりころでもらあつてからは仕事しごと上手じやうずるとしちやみつしらやうだつけが、きぢやねえ鹽梅あんべえだつけのさな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
いまぢやをさつてつから餓鬼奴等がきめらまでせきれえびやうだなんてつてんが、さかりころなんでも疫病やくびやうおべえてたのがんだから、なあ卯平うへいもそんときやつたからつてらな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ふくろきてるうちは卯平うへいもまださかりであつたが、おふくろくなつて卯平うへいしわふかきざまれてからは以前いぜんからくなかつた勘次かんじとのあひだ段々だん/\へだつて、おしなもそれにはこまつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)