“ペスト”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ぺすと
語句割合
黒死病54.5%
疫病27.3%
黒死者9.1%
黒疫9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中世堡楼の屋根までも剥いで黒死病ペスト死者を詰め込みしと伝えらるる、プロヴィンシア繞壁ぎょうへき模倣を種に、黒死館とあざけりしこそ可笑おかしと云うべし——。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
 プロシアでは疫病ペスト流行後に、第一の異常の年を除去すれば、五年間の平均で、出生の総人口に対する比率は一対一八以上であった。
で、おれはぶんなぐりに出かけたのだが、そのまま女の家に神輿みこしをすえてしまったのさ。つまり、雷にたれたんだ。黒死者ペストにかかったんだ、いったん感染したっきり、今だに落ちないんだ。
濠州メルボルン辺にむと伝えた巨蛇おろちミンジは、プンジェル神の命のままに、疱瘡と黒疫ペストもて悪人を殺すにく、いと高き樹に登り尾もて懸け下り、身を延ばして大森林をえ、どの地をも襲う。