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『おじさんの話』
ふりがな文庫
『
おじさんの話
(
おじさんのはなし
)
』
昭和二十年の三月上旬に、B29が東京の下町を襲撃した際に、私は一人の年寄と連れ立って逃げた。その年寄のことを、なが年私はおじさんと呼んでいる。おじさんはそのとき、折りわるく持病の神経痛が出て跛をひいていたので、私は手を引いて逃げたのである。 …
著者
小山清
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第五十巻七号」新潮社、1953(昭和28)年7月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約43分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
知
(
しるべ
)
応
(
いらえ
)
謂
(
いわれ
)
父親
(
おやじ
)
諍
(
いさかい
)
記号
(
マーク
)
痺
(
しびれ
)
主任
(
おやじ
)
縕袍
(
どてら
)
雑
(
まじ
)
阿
(
おもね
)
苦
(
にが
)
脹雀
(
ふくらすずめ
)
罅
(
ひび
)
疫痢
(
えきり
)
生業
(
なりわい
)
免
(
まぬか
)