“疫癘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えきれい76.9%
えやみ15.4%
やくらい7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
途中において沢山の悪魔や疫癘えきれいが付きまとうて花嫁に従い、そうして花聟の家に入って来て嫁と聟とに害を加えるようになるから
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
牧者は久しくこゝに住ひて、このこがれたる如き草を見、この熱き風に吹かれ、こゝに行はるゝ疫癘えやみに苦められたれば、唯だあしき方、忌まはしき方のみをや思ふらん。
頃者このごろ年穀ねんこく豊かならず、疫癘やくらいしきりに至り、慙懼ざんくこもごも集りて、ひとりらうしておのれを罪す。これを以て広く蒼生さうせいためあまね景福けいふくを求む。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)