“皐月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さつき91.7%
サツキ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(高松のお藤さん)(長江のお園さん、おみつさん)医師いしゃの娘が三人揃って、(百合さん)(婦美ふみさん)(皐月さつきさん)歯を染めたのでは
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
□安田皐月さつきさんが白山はくさん前町三八に水菓子店を開業なさいました。皐月さんの愛嬌がいゝ為めか繁昌してゐます。果物もたいへん結構です。
私は前に一度これを皐月サツキギョリュウと名づけたことがあったが、私はその花を当時小石川植物園事務所の西側にあった樹で見た。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
農村における皐月サツキの意味の深さ、説いても説きゝれぬ五月の心理を、あゝ言ふ形に説いて見たばかりである。
芸能民習 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)