“皐月雨”の読み方と例文
読み方割合
さつきあめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沼波瓊音ぬなみけいおん氏の句であったか、「入日雲見えしもしばし皐月雨さつきあめ」というのがあったと記憶する。晴れそうになって晴れぬ状態は、この「しばし」といい「しばらく」という語に尽きるように思う。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
雲濡れて温泉を吐く川や皐月雨さつきあめ 春来
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
皐月雨さつきあめけぶれる奧に、薄き日は
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)