“小島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こじま52.9%
をじま47.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽船きせんがいくとみえて水平線すいへいせんに、一まつけむりのぼり、おき小島こじまには、よるになると煌々こうこうとしてひかりはな燈台とうだいが、しろとうのようにかすんでいます。
薬売りの少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
東国の武蔵ノ原とか、伊豆のひる小島こじまと聞くだけでも、夢のように、遠い未開地としか想像できない都の者には
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
如何なるものを犠牲にしても、自分の一生を犠牲にしても、コルシカの離れ小島をじまに住んで一生を終つたといふ『幸福』の主人公のやうになつても決して後悔はしない。
赤い鳥居 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
はるかなる旅路たびぢのひまのひと時をここの小島をじまにおりたちにけり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)