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『赤い鳥居』
ふりがな文庫
『
赤い鳥居
(
あかいとりい
)
』
静夫はその高台のどんな細い道をもよく知つてゐた。そこを出れば坂がある。丘がある。林がある。その林は疎らで、下には萱や薄が生えてゐる。その薄の白い穂に夕日が銀のやうに光つて見えてゐる。さうかと思ふと、初夏の頃などには、浅い淡い緑がこんもりと丘 …
著者
田山録弥
著者
田山花袋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「令女界 第四巻第五号」1925(大正14)年5月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
絶壁
(
きりざし
)
刻
(
ほ
)
結
(
い
)
私語
(
さゝやき
)
生立
(
おひた
)
幻影
(
イリユウジヨン
)
末
(
うら
)
灯
(
ともしび
)
梳
(
と
)
夕飯
(
ゆふめし
)
幾条
(
いくすぢ
)
雑
(
ま
)
逍遙
(
さまよ
)
躍
(
をど
)
跪
(
ひざまづ
)
笑顔
(
ゑがほ
)
竟
(
つひ
)
小島
(
をじま
)
小波
(
さゞなみ
)
俛首
(
うつむき
)
布
(
きれ
)
塗
(
まみ
)
萱
(
かや
)
毬
(
まり
)
業
(
わざ
)
鏤
(
ちりば
)
閃輝
(
かゞやき
)
捺
(
お
)
鞘豆
(
さやまめ
)