“小島成斎”の読み方と例文
読み方割合
こじませいさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
儒者または国学者には安積艮斎あさかごんさい小島成斎こじませいさい岡本况斎おかもときょうさい海保漁村かいほぎょそん、医家には多紀たき本末ほんばつ両家、就中なかんずく茝庭さいてい、伊沢蘭軒の長子榛軒しんけんがいる。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
墓は容易たやすく見附けられた。南向の本堂の西側に、西に面して立っている。「抽斎渋江君墓碣銘ぼけつめい」という篆額てんがくも墓誌銘も、皆小島成斎こじませいさいの書である。漁村の文は頗る長い。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
亡くなる前にした遺言ゆいごんによれば、けい海保漁村かいほぎょそんに、医を多紀安琢たきあんたくに、書を小島成斎こじませいさいに学ばせるようにいってある。それから洋学については、折を見て蘭語らんごを教えるがいといってある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)