“蘭語”の読み方と例文
読み方割合
らんご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亡くなる前にした遺言ゆいごんによれば、けい海保漁村かいほぎょそんに、医を多紀安琢たきあんたくに、書を小島成斎こじませいさいに学ばせるようにいってある。それから洋学については、折を見て蘭語らんごを教えるがいといってある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
遺言ゆいごんうちに、兼て嗣子と定めてあった成善しげよしを教育する方法があった。経書けいしょを海保漁村に、筆札ひっさつを小島成斎に、『素問そもん』を多紀安琢に受けしめ、機を蘭語らんごを学ばしめるようにというのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)