“蘭方”の読み方と例文
読み方割合
らんぽう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常木鴻山こうざんと一緒にいたので睨まれたのだろうが、もうよい加減にして貰いたいな。心煩しんぼんという病気になる、蘭方らんぽうでいえば神経衰弱……
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それで浅草の浄念寺へ、蘭方らんぽうの医者とかってのを伴れてゆき墓を掘り起こして骨をしらべたっていうわけです」
五瓣の椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「八、こいつは俺たちだけじゃ手におえないよ。この近所に、蘭方らんぽうの良いお医者は居ないのか」