“蘭医”の読み方と例文
読み方割合
らんい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この蘭医らんいは二か年ほど日本に滞在し、オランダ使節フウテンハイムの一行にしたがって長崎から江戸へ往復したこともある人で、小倉こくら、兵庫、大坂、京都
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と云いながら蘭医らんい北山ほくざんが立ったので続いて弓之進も立ち上がった。二人は隣室へはいって行く。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
父は所謂いわゆる蘭医らんいである。オランダ語を教えてろうと云われるので、早くから少しずつ習った。文典と云うものを読む。それに前後編があって、前編は語を説明し、後編は文を説明してある。
サフラン (新字新仮名) / 森鴎外(著)