“らんい”の漢字の書き方と例文
語句割合
蘭医100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老人は、ここで本朝ほんちょう最初の蘭医らんい施療所せりょうじょをやろうという思い立ちらしい。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さじ一本で千代田の大奥に伺候したことさえあるので、いまだに相良玄鶯院と御典医名で呼ばれている名だたる蘭医らんい、野に下ってもその学識風格はこわもての浪士たちをあごの先でこき使って、さて
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
長崎仕込みの立派な蘭医らんい、駿河守の侍医ではあったが、客分の扱いを受けている。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)