“本朝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんてう41.7%
ほんちょう33.3%
ホンテウ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「自分はさつきまで、本朝ほんてうに比倫を絶した大作を書くつもりでゐた。が、それもやはり事によると、人並に己惚うぬぼれの一つだつたかも知れない。」
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ああなんという見事さ、それこそ、本朝ほんちょう諸葛亮しょかつりょう孫呉そんごかといわれた甲州流の軍学家ぐんがくか小幡景憲こばたかげのり軍配ぐんばいぶりとそッくりそのまま。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本朝ホンテウ出來の像としてはまづ、此程物凄い天部テンブの姿を拜んだことは、はじめてだ、と言ふものもあつた。神代のアラ神たちも、こんな形相ギヤウサウでおありだつたらう、と言ふ噂も聞かれた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)