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本朝
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ほんてう
ふりがな文庫
“
本朝
(
ほんてう
)” の例文
「自分はさつきまで、
本朝
(
ほんてう
)
に比倫を絶した大作を書くつもりでゐた。が、それもやはり事によると、人並に
己惚
(
うぬぼ
)
れの一つだつたかも知れない。」
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
傳
(
つた
)
へ
聞
(
き
)
く、
唐土
(
もろこし
)
長安
(
ちやうあん
)
の
都
(
みやこ
)
に、
蒋生
(
しやうせい
)
と
云
(
い
)
ふは、
其
(
そ
)
の
土地官員
(
とちくわんゐん
)
の
好
(
い
)
い
處
(
ところ
)
。
何某
(
なにがし
)
の
男
(
だん
)
で、ぐつと
色身
(
いろみ
)
に
澄
(
すま
)
した
男
(
をとこ
)
。
今時
(
いまどき
)
本朝
(
ほんてう
)
には
斯樣
(
こんな
)
のもあるまいが、
淺葱
(
あさぎ
)
の
襟
(
えり
)
に
緋縮緬
(
ひぢりめん
)
。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
本朝
(
ほんてう
)
出来の像としては、まづ此程物凄い
天部
(
てんぶ
)
の姿を拝んだことは、はじめてだと言ふものもあつた。神代の荒神たちもこんな
形相
(
ぎやうざう
)
であつたらうと言ふ噂も聞かれた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
勸請し奉つり
本朝
(
ほんてう
)
武家
(
ぶけ
)
の祖神なり就中源家に於ては
殊
(
こと
)
の
外
(
ほか
)
御尊敬
(
ごそんきやう
)
あること
御先祖
(
ごせんぞ
)
八幡太郎義家公此
御神
(
おんかみ
)
の御寶前に於て御元服あつて八幡太郎と
稱
(
しよう
)
し
奧羽
(
あうう
)
の
夷賊
(
いぞく
)
安倍貞任同宗任を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それから
早速
(
さつそく
)
今昔を見ると、
本朝
(
ほんてう
)
の部
巻六
(
まきのろく
)
、
従鎮西上人依観音助遁賊難持命語
(
ちいぜいよりのぼるのひとくわんのんのたすけによりてぞくなんをのがれいのちをぢするものがたり
)
の
中
(
うち
)
に
点心
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“本朝”の意味
《名詞》
この国の朝廷。
(出典:Wiktionary)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
“本朝”で始まる語句
本朝世事談綺
本朝桜陰比事
本朝通鑑
本朝食鑑
本朝神仙伝
本朝二十不孝
本朝虞初新誌
本朝故事因縁集