“色身”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しきしん44.4%
シキシン33.3%
いろみ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姫のおもかげびとに貸すための衣に描いた絵様えようは、そのまま曼陀羅のすがたを具えていたにしても、姫はその中に、唯一人の色身しきしんの幻を描いたに過ぎなかった。
姫の俤びとに貸す爲の衣に描いた繪樣ヱヤウは、そのまゝ曼陀羅のスガタを具へて居たにしても、姫はその中に、唯一人の色身シキシンの幻を描いたに過ぎなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
月代さかやき真青まっさおで、びんの膨れた色身いろみな手代、うんざり鬢のいさみが一人、これがさきへ立って、コトン、コトンと棒を突く。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)