“絵様”のいろいろな読み方と例文
旧字:繪樣
読み方割合
えよう62.5%
えざま12.5%
ゑやう12.5%
ヱヤウ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姫の俤びとに貸す為の衣に描いた絵様えようは、そのまま曼陀羅まんだらすがたを具えて居たにしても、姫はその中に、唯一人の色身の幻を描いたに過ぎなかった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
海に花または正月の飾り松などを、投げ入れたという形の話しかたは、絵様えざまとしては美しいだけに、或いはややのちになっての改良かとも考えられる。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
姫の俤びとの衣に描いた絵様ゑやうは、そのまゝ曼陀羅の形を具へて居たにしても、姫はその中に、唯一人の色身の幻を画いたに過ぎなかつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
姫の俤びとに貸す為の衣に描いた絵様ヱヤウは、そのまゝ曼陀羅マンダラスガタを具へて居たにしても、姫はその中に、唯一人の色身シキシンの幻を描いたに過ぎなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)