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絵様
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えよう
ふりがな文庫
“
絵様
(
えよう
)” の例文
旧字:
繪樣
姫の俤びとに貸す為の衣に描いた
絵様
(
えよう
)
は、そのまま
曼陀羅
(
まんだら
)
の
相
(
すがた
)
を具えて居たにしても、姫はその中に、唯一人の色身の幻を描いたに過ぎなかった。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
姫の
俤
(
おもかげ
)
びとに貸すための衣に描いた
絵様
(
えよう
)
は、そのまま曼陀羅の
相
(
すがた
)
を具えていたにしても、姫はその中に、唯一人の
色身
(
しきしん
)
の幻を描いたに過ぎなかった。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
そこで始めて心付いたことは、古来東方の故郷の国において、人が深くも考えずに
粉本
(
ふんぽん
)
を伝えていた、
絵様
(
えよう
)
というものにも基づく所があるということであった。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
これを
絵様
(
えよう
)
と
謂
(
い
)
ってもまた場面と呼んでも、実は幾分か目の感覚に傾きすぎる非難がある。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
光あるコバルト色の羽をした、首ばかりのような形の鳥が、
丹色
(
にいろ
)
の小魚を長い嘴のさきに
啄
(
つい
)
ばんで、水の上を飛び渡るというような
絵様
(
えよう
)
は、いまだかつて人の空想にも浮ばなかったと思う。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
エピソードにはいろいろの美しき
絵様
(
えよう
)
あり。
折
(
おり
)
あらば詳しく書き記すべし。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
附句
(
つけく
)
を案ずる人たちは、通例はまず
絵様
(
えよう
)
を胸に画くべしと教えられていた。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
絵
常用漢字
小2
部首:⽷
12画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“絵”で始まる語句
絵
絵本
絵馬
絵具
絵端書
絵草紙
絵解
絵絹
絵師
絵看板