“絵解”のいろいろな読み方と例文
旧字:繪解
読み方割合
えとき50.0%
えと40.0%
えど10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其以前は母や兄に絵解えときを聴くのが日課のやうになつてゐた。自身で読んだ最初の小説は、今表題は忘れたが、松亭金水作の稗史よみほんである。草双紙ではない。
あれほどねんごろな念仏ねんぶつ法門の説教絵解えときがあったにもかかわらず、まだ日本人の魂の行くさきは、そう截然せつぜんたる整理がついていなかった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
自分が絵解えどきをした絵本、自分が手をとって習わせた難波津なにわづの歌、それから、自分が尾をつけた紙鳶いかのぼり——そう云う物も、まざまざと、自分の記憶に残っている。……
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)