“えとき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
絵解71.4%
絵説14.3%
画解14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——絵解えときをしてあげますか……(註。草双紙を、幼いものに見せて、母また姉などの、話して聞かせるのを絵解と言った。)——読めますか、仮名ばかり。」
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
猿引・編木師ささらし・恵美須・辻乞・乞胸ごうむね弦指つるさし・盲目で、また八乞食とは、薦僧こもそう鉢坊はちぼう絵説えとき鉦打かねうち・舞々・猿牽さるひき・山守・渡守を云い、次に六道の者というは
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
前述空也の門流中の編木師ささらし絵説えとき鉢坊はっちぼうなどというのはこれで、通じては「御坊」である。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
それらにはくらの二階の長持の中にある草双紙くさぞうし画解えときが、子供の想像に都合の好いような説明をいくらでも与えてくれた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)