“乞胸”の読み方と例文
読み方割合
ごうむね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何だい、乞胸ごうむねの親方なんか、そんなに持ち上げる奴があるものかい。金公、ちっと気を利かして口をきいておくれ、席がけがれるよ」
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
物貰には三種あるので、第一は非人から出るやつ、第二は乞胸ごうむねから出るやつ、第三は願人坊主、この三種からいろ/\なことになつて居ります。
物貰ひの話 (旧字旧仮名) / 三田村鳶魚(著)
猿引・編木師ささらし・恵美須・辻乞・乞胸ごうむね弦指つるさし・盲目で、また八乞食とは、薦僧こもそう鉢坊はちぼう絵説えとき鉦打かねうち・舞々・猿牽さるひき・山守・渡守を云い、次に六道の者というは
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)