“乞胸”の読み方と例文
読み方 | 割合 |
---|---|
ごうむね | 100.0% |
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物貰には三種あるので、第一は非人から出るやつ、第二は乞胸から出るやつ、第三は願人坊主、この三種からいろ/\なことになつて居ります。
“乞胸”の解説
乞胸(ごうみね)または(ごうむね)は、江戸時代に江戸市中などで、万歳や曲芸、踊りなど、さまざまな大道芸をおこない金銭を乞うた者。乞食(物貰い)の一種であり、元侍や町人、あるいは身元が不明な者が乞胸となった。身分的には町人に属したが、穢多頭の弾左衛門の支配下に置かれ、稼業としては非人と同等とされた。乞胸をする場合は非人頭から鑑札(許可証)をもらい、老人と障害者以外は一定額の上納金を納めなければならなかった。非人同様、編笠をかぶり門付もしていたが、非人の職域を荒らさないために、のちに乞胸の門付は禁じられ、主に広場や路上で芸を見せた。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)