“鉦打”の読み方と例文
読み方割合
かねうち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハチと同じ階級にいる鉦打かねうちの徒が時に応じて種々の職に従事し、為に時には鉦打の七変化へんげなどと呼ばれたのも以て傍証とするに足ろう。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
左に掲ぐる地名は以前鉦打かねうち部落の住んでいたためにできたものと思う。なかんずく下総しもうささんのことは前にも話が出ている(柳田、念仏団体の変遷、郷土研究二巻二号)。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この文によると、文安(後花園天皇朝)の頃には声聞と書くのが普通であって、そしてそれは、主として鉦打かねうちの念仏修行の乞食僧であったらしい。
俗法師考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)