絵様ゑやう)” の例文
旧字:繪樣
姫の俤びとの衣に描いた絵様ゑやうは、そのまゝ曼陀羅の形を具へて居たにしても、姫はその中に、唯一人の色身の幻を画いたに過ぎなかつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)