“絵図面”のいろいろな読み方と例文
旧字:繪圖面
読み方割合
えずめん50.0%
ゑづめん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
絵図面えずめんの上で知っておいた予備知識と、実際に地を踏んでみた感覚とでは甚だ勝手のちがうものだ。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
双方そうほう磯岩いそいわに腰かけて、裾野落すそのおち以来のことを話しあったが——卜斎の上部八風斎かんべはっぷうさい伊那丸いなまる人穴城ひとあなじょう絵図面えずめんを持ちこんだことや、自分が柴田勝家しばたかついえ家中かちゅうであることなどは
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
祖父殿おんぢいどん工夫くふう絵図面ゑづめんひまにあかしてつてて、わしつてたが、あんぢやう燃出もえだしたで、やれ、人殺ひとごろし、と……はツはツはツ、みづはいつておよいでげた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
またばかり大蛇おろちうねるやうなさかを、山懐やまふところ突当つきあたつて岩角いはかどまがつて、めぐつてまゐつたが此処こゝのことであまりのみちぢやつたから、参謀本部さんぼうほんぶ絵図面ゑづめんひらいてました。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)