“山絵図”の読み方と例文
読み方割合
やまえず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山絵図やまえずを、席順に、廻覧していた人々は、そのあいだの勝入の言に、自然、ハッと思いあたるものがあった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、かわの箱から取りだして、それへひろげたのは、いちめんの山絵図やまえずであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「もはや搦手からめてまでは、二里ほどの山道。この山絵図やまえず辿たどってお越えあれば、城の水門へ行き当たりましょう。——お別れいたしとうはなけれど、お許しにあまえて、それがしはここにて」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)