“ゑづめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繪圖面50.0%
絵図面50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今では後悔して居りますが、お杉に言ひ付けて、父さんが御飯のうちに、神棚の繪圖面(ゑづめん)を取らせたのは私でございます」
米價(べいか)はその頃(ころ)も高値(たかね)だつたが、敢(あへ)て夜討(よう)ちを掛(か)ける繪圖面(ゑづめん)ではないのであるが、町(まち)に向(むか)つて檜(ひのき)の木戸(きど)、右(みぎ)に忍返(しのびがへ)しの塀(へい)、向(むか)つて本磨(ほんみが)きの千本格子(せんぼんがうし)が奧深(おくふか)く靜(しづ)まつて
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
江戸から神田末廣町の棟梁(とうりやう)柏木藤兵衞といふ、有名な城大工を國許まで呼び寄せ、濠、石垣から、三の丸、二の丸、本丸の繪圖面(ゑづめん)を引かせ、その上、嚴重にも嚴重を極めた、修復の原案を書き加へて
祖父殿(おんぢいどん)が工夫(くふう)の絵図面(ゑづめん)、暇(ひま)にあかして遣(や)つて見(み)て、私(わし)が先(ま)づ乗(の)つて出(で)たが、案(あん)の定(ぢやう)燃出(もえだ)したで、やれ、人殺(ひとごろ)し、と……はツはツはツ、水(みづ)へ入(はい)つて泳(およ)いで遁(に)げた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
又(また)二里(り)ばかり大蛇(おろち)の畝(うね)るやうな坂(さか)を、山懐(やまふところ)に突当(つきあた)つて岩角(いはかど)を曲(まが)つて、木(き)の根(ね)を繞(めぐ)つて参(まゐ)つたが此処(こゝ)のことで余(あま)りの道(みち)ぢやつたから、参謀本部(さんぼうほんぶ)の絵図面(ゑづめん)を開(ひら)いて見(み)ました。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)