絵図面ゑづめん)” の例文
旧字:繪圖面
祖父殿おんぢいどん工夫くふう絵図面ゑづめんひまにあかしてつてて、わしつてたが、あんぢやう燃出もえだしたで、やれ、人殺ひとごろし、と……はツはツはツ、みづはいつておよいでげた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
またばかり大蛇おろちうねるやうなさかを、山懐やまふところ突当つきあたつて岩角いはかどまがつて、めぐつてまゐつたが此処こゝのことであまりのみちぢやつたから、参謀本部さんぼうほんぶ絵図面ゑづめんひらいてました。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)