“多紀安琢”の読み方と例文
読み方割合
たきあんたく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亡くなる前にした遺言ゆいごんによれば、けい海保漁村かいほぎょそんに、医を多紀安琢たきあんたくに、書を小島成斎こじませいさいに学ばせるようにいってある。それから洋学については、折を見て蘭語らんごを教えるがいといってある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
成善しげよしは七歳で、はじめて矢の倉の多紀安琢たきあんたくもとに通って、『素問そもん』の講義を聞いた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
医学は江戸で多紀安琢たきあんたくおしえを受けたのち、弘前では別に人に師事せずにいた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)