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蘭若
読み方 | 割合 |
てら | 25.0% |
らんにゃ | 25.0% |
らんにや | 25.0% |
ランニヤ | 25.0% |
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此の里の
二七上の山に一宇の
二八蘭若の侍る。
故は
二九小山氏の
三〇菩提院にて、
代々大
徳の住み給ふなり。
その性いさぎよくして、ひとへに人間の
栄耀をかろしめて、たゞ山林幽閑をしのび、つひに当寺の
蘭若をしめて弥陀の
浄刹をのぞむ。天平宝字七年六月十五日
蒼美を
木片の薬師、
銅塊の
弥陀は、皆これ我が心を呼ぶの設け、
崇め尊まぬは
烏滸なるべく、高野の
蘭若、
比叡の
仏刹、いづれか道の念を励まさゞらむ、参り
詣らざるは
愚魯なるべし。