“愚魯”の読み方と例文
読み方割合
おろか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堪忍して下され口がきけませぬ、十兵衞には口がきけませぬ、こ、こ、此通り、あゝ有り難うござりまする、と愚魯(おろか)しくもまた真実(まこと)に唯平伏(ひれふ)して泣き居たり。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
源太は腹に戸締の無きほど愚魯(おろか)ならざれば、猪口を擬(さ)しつけ高笑ひし、何を云ひ出した清吉、寝惚るな我の前だは、三の切を出しても初まらぬぞ、其手で女でも口説きやれ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
木片の薬師、銅塊(どうくわい)の弥陀(みだ)は、皆これ我が心を呼ぶの設け、崇(あが)め尊まぬは烏滸(をこ)なるべく、高野の蘭若(らんにや)、比叡(ひえ)の仏刹(ぶつさつ)、いづれか道の念を励まさゞらむ、参り詣(いた)らざるは愚魯(おろか)なるべし。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)