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啄
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くち
ふりがな文庫
“
啄
(
くち
)” の例文
「いや。訊くまでもない。実際、風呂にはいっていたならば、突然に消えてしまう筈がないじゃないか。」と、遠泉君は傍から
啄
(
くち
)
を出した。
五色蟹
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
彼等
(
かれら
)
が
將
(
まさ
)
にこれを
石盤
(
せきばん
)
に
書
(
か
)
きつけんとした
時
(
とき
)
に、
白兎
(
しろうさぎ
)
は
啄
(
くち
)
を
容
(
い
)
れて、『
不必要
(
ふひつえう
)
で
御座
(
ござ
)
います、
陛下
(
へいか
)
よ、
申
(
まを
)
す
迄
(
まで
)
もなく』と
甚
(
はなは
)
だ
恭
(
うや/\
)
しく、
併
(
しか
)
し
眉
(
まゆ
)
を
顰
(
ひそ
)
めて
申
(
まを
)
し
上
(
あ
)
げました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
その暗い顔色をみて、半七は何を頼みに来たのかと考えながら挨拶していると、亀吉が横合いから引き取って
啄
(
くち
)
を出した。
半七捕物帳:50 正雪の絵馬
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
あたしがそばから
啄
(
くち
)
を出して、たしかに見覚えがある、それは水沢さんのステッキに相違ないと言ってやりました。
探偵夜話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「堀口はしきりに気にしているようだが、一体その婆がどうしたというのだ。」と、主人の織衛も
啄
(
くち
)
をいれた。
妖婆
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
「あなたも現場へ出向かれたのですか。」と、佐山君は
啄
(
くち
)
をいれた。
探偵夜話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「あなたも現場へ出向かれたのですか。」と、佐山君は
啄
(
くち
)
をいれた。
火薬庫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「まったく残念だ。」と、久助は横合いから
啄
(
くち
)
をいれた。
鷲
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「甚吉の家の奴らだろうな。」と、秋山は
啄
(
くち
)
をいれた。
真鬼偽鬼
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「爺さん、
偉
(
え
)
れえ」と、幸次郎は
啄
(
くち
)
を
容
(
い
)
れた。
半七捕物帳:47 金の蝋燭
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
啄
漢検準1級
部首:⼝
10画
“啄”を含む語句
啄木鳥
啄木
剥啄
啐啄
啐啄同時
姑蘇啄麻耶啄
折々啄木鳥
石川啄木
長啄
飲啄
飲啄笑哭