“晩食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんめし55.6%
ばんしょく16.7%
ばんしよく8.3%
ゆうめし8.3%
ゆふめし5.6%
ゆうげ2.8%
ユフ(?)ゲ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きよんで、ぜんせとめいずると、きよこまつた顏付かほつきをして、まだなん用意ようい出來できてゐないとこたへた。成程なるほど晩食ばんめしにはすこがあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
このつましい晩食ばんしょくがすんだとき、犬はまたさっきのようにあとねだりをするだろうと思っていたが、かれらはまるでそんなことはしなかった。
晩食ばんしよくかたむけたさけいきほひが、まだほゝうへしてゐるごとおもはれた。宗助そうすけもら烟草たばこをして二三十ぷんばかりはなしてかへつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
先生は書斎においでですからと言いながら、手を休めずに、膳椀ぜんわんを洗っている。今晩食ゆうめしがすんだばかりのところらしい。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
先生は書斎に御出おいでですからと云ひながら、手をやすめずに、膳椀ぜんわんを洗つてゐる。今晩食ゆふめしが済んだ許の所らしい。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ことごとく歌よみいでし顔を見てやをら晩食ゆうげ折敷おしきならぶる
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
こと/″\く 歌よみいでし顔を見て、やをら 晩食ユフ(?)ゲ折敷ヲシキならぶる﹆
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)