“顏付”の読み方と例文
新字:顔付
読み方割合
かほつき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きよんで、ぜんせとめいずると、きよこまつた顏付かほつきをして、まだなん用意ようい出來できてゐないとこたへた。成程なるほど晩食ばんめしにはすこがあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いつになく元のいい、明るい顏付かほつきつとめ先からかへつて※たM会社員くわいしやゐんの青木さんは、山ののあるしづかな裏通うらとほりにある我家わがやの門口をはひると
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
温泉宿をんせんやど欄干らんかんつてそとながめてひとしさうな顏付かほつきをしてる、軒先のきさき小供こどもしよつむすめ病人びやうにんのやうで小供こどもはめそ/\といてる。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)