“茗荷畑”の読み方と例文
読み方割合
みょうがばたけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思うとその姿は、目白の台へ急いで鶉(うずら)ヶ岡の二本松——夏ならば茗荷畑(みょうがばたけ)、秋ならば虫や鶉(うずら)の音も聞かれそうな、畑と草原の間に行きつ戻りつしている。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
向って、たらたらと上(あが)る坂を、可なり引込(ひっこ)んで、どっしりした茅(かや)の山門が見えます。一方はその藪畳みで、一方は、ぐっと崖(がけ)に窪(くぼ)んで、じとじとした一面の茗荷畑(みょうがばたけ)。水溜(みずたまり)には杜若(かきつばた)が咲いていました。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
七十石に足らない糊扶持(のりぶち)のうちから、わずかずつを割(さ)いて、付近の茗荷畑(みょうがばたけ)を買って家作を建てたり、藩士の内職の才取(さいとり)をしたり、小金を貸したりして、営々と理財につとめ、とにかく
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)