“松代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつしろ86.7%
まつよ13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九州では赤間あかま、三河では岡崎、尾張の木賊とくさ、越後の三条、信州では戸狩——殊に戸狩花火は松代まつしろ藩主の真田さなだ侯が自慢なものであった。
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その晩、文太夫が半蔵や寿平次に取り出して見せた書面は、ある松代まつしろの藩士から借りて写し取って置いたというものであった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「これ富江とみえ松代まつよだれもいぬのか。おきゃくさんがおいでなされたようじゃ」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
今、手があいてたら、大急ぎで曾根そねさんところまで、一と走り行つて来てくれない? 松代まつよさんと鋭市えいいちさんに、お遊びにいらつしやいませんかつて……。ブリツヂのいゝお相手がいらしつてるからつてね。名前を
花問答 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)