トップ
>
『花問答』
ふりがな文庫
『
花問答
(
はなもんどう
)
』
父は旅行、母は買物、兄は散歩といふわけで、珍しく民子一人が、縁側で日向ぼつこをしてゐるところへ、取次も乞はず、義一がのつそり庭伝ひにはひつて来た。 「あら、だあれも出なかつた?」 「呼んでもみなかつた。」 「物騒ね。」 「ねらつてゐる奴がゐ …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人之友 第二十九巻第十号」1935(昭和10)年10月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約30分(500文字/分)
朗読目安時間
約49分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
幸
(
かう
)
羞
(
はにか
)
現
(
うつゝ
)
畏
(
かし
)
幾日
(
いくんち
)
悄
(
しよ
)
東
(
あづま
)
更
(
あらた
)
忙
(
せは
)
信
(
のぶ
)
交際
(
つきあひ
)
警笛
(
サイレン
)
相
(
すがた
)
松代
(
まつよ
)
塞
(
ふさが
)
踵
(
きびす
)
性
(
たち
)
躊
(
ためら
)
麦酒
(
ビール
)
霽
(
は
)
鋭市
(
えいいち
)
速男
(
はやを
)
語
(
ことば
)
袂
(
たもと
)
須栄
(
すえ
)
間誤
(
まご
)
郷里
(
くに
)
艦
(
ふね
)
脆
(
もろ
)
鏝
(
こて
)
義
(
ぎ
)
立
(
た
)
真面
(
まとも
)
溝板
(
どぶいた
)
民子
(
たみこ
)
曾根
(
そね
)
暇
(
いとま
)
擲
(
なげう
)
応
(
こた
)
序
(
ついで
)
屋
(
や
)
寝
(
やす
)
実家
(
さと
)
奥村
(
おくむら
)
噤
(
つぐ
)
卓子
(
テーブル
)