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暮
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ぐら
ふりがな文庫
“
暮
(
ぐら
)” の例文
今のお母さん——あなたはまだ逢わないけれど、私はそのお母さんと二人
暮
(
ぐら
)
しで、お母さんの為にこうして働いている訳なの——その私のお母さんが云うのです。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
これは
界隈
(
かいわい
)
の
貧民
(
ひんみん
)
の
兒
(
こ
)
で、つい
此
(
こ
)
の
茗荷谷
(
みやうがだに
)
の
上
(
うへ
)
に
在
(
あ
)
る、
補育院
(
ほいくゐん
)
と
稱
(
とな
)
へて
月謝
(
げつしや
)
を
取
(
と
)
らず、
時
(
とき
)
とすると、
讀本
(
とくほん
)
、
墨
(
すみ
)
の
類
(
るゐ
)
が
施
(
ほどこし
)
に
出
(
で
)
て、
其上
(
そのうへ
)
、
通學
(
つうがく
)
する
兒
(
こ
)
の、
其
(
そ
)
の
日
(
ひ
)
暮
(
ぐら
)
しの
親達
(
おやたち
)
、
父親
(
ちゝおや
)
なり、
母親
(
はゝおや
)
なり
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
夫婦
暮
(
ぐら
)
しなれば
格別
(
かくべつ
)
、もしも三、五人の子供または老親あれば、
歳入
(
さいにゅう
)
を以て衣食を給するに
足
(
た
)
らず。故に
家内
(
かない
)
力役
(
りきえき
)
に
堪
(
たう
)
る者は男女を問わず、或は
手細工
(
てざいく
)
或は
紡績
(
ぼうせき
)
等の
稼
(
かせぎ
)
を以て
辛
(
かろ
)
うじて
生計
(
せいけい
)
を
為
(
な
)
すのみ。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
暮
常用漢字
小6
部首:⽇
14画
“暮”を含む語句
薄暮
日暮
夕暮
歳暮
年暮
朝暮
鰥暮
旦暮
日暮里
日暮方
御暮
暮秋
田舎暮
野暮
暮方
明暮
暮靄
皆暮
暮春
盆暮
...